サッカースパイク選び「最低限」押さえておきたい基本知識【HG・AG・FGの違いや危険性】

当記事をお読みいただきありがとうございます。  

 

早速ですが、あなたはなんとなくスパイクを選んでいませんか?

もちろん「見た目がカッコイイから」というデザイン性からの購入や「憧れている選手が着用しているから」など、様々な理由があると思いますが、実は間違ったスパイクの選び方をしているかもしれません。  

 

そこで今回は、サッカースパイク選びに関して「最低限」押さえておきたいスパイクの基本知識【HG・AG・FGの違い】適さない場所で着用した場合の危険性を紹介します。  

目次

ショップでよく見かけるHG・AG・FGとは?

サッカーショップに立ち寄ってみると、同じスパイクに見えてもそれぞれHG・AG・FGの表記がされており、なにがなんだか分からなくなることが、誰しも一度はあると思います。

一体、これはどういった意味なのでしょうか?

実はスパイクには、それぞれ種類があり、おおまかに分けるとHGAGFGの3つに分かれます。

この種類とは主に、土のグラウンドで履くべきスパイクなのかそれとも人工芝で履くべきスパイクなのかまたは天然芝で履くべきスパイクなのかといった感じで分かれます。

詳しくは下で説明させていただきます。  

 

HG(ハードグラウンド)

HG(Hard Ground)とは、土のサッカー場のことで小中学校の運動場で多く見られるグラウンドのことです。

ですので、「HG表記のスパイク」は主に土用のスパイクのことで、日本では最もメジャーなサッカーシューズとも言えます。また、3種類の中で最も安いスパイクで、主にサッカー始めたての方や上級者でも予備として持っている場合が多いです。

HGスパイクの特徴

特徴としては、硬い土で使用するので頑丈に作られており、スタッド(ポイントともいう)も接地面が大きく高さが低めのものを採用しています。なので、土のグラウンド中心に練習や試合をしているという方はHGスパイクが適しています。

 

 

AG(アーティフィシャルグラス)

AG(Artficial Grass)とは、人工芝のことで主に高校や大学のサッカー施設で多くみられます。天然芝より硬い芝なのが特徴です。

ですので、「AG表記のスパイク」は主に人工芝用のことで、近年の人工芝グラウンドの急速の普及により最近では多くの方がAGスパイクを持っており、特に高校生からは1足は必要なアイテムとなっています。

AGスパイクの特徴

AGスパイクは、天然芝にも対応しているものも多く、天然芝でも特に問題なく履けますが、土のグラウンドで着用すると壊れやすくなるので、土でも芝でもよくサッカーをするという方は、同じスパイクを使用せず、HG用とAG用の2足買っておくことをおすすめします。

 

 

FG(ファームグラウンド)

FG(Farm Ground)とは、天然芝のことでプロサッカーチームのホームグラウンドなどで多く見られるグラウンドのことです。

ですので、「FG表記のスパイク」は天然芝用のことで、プロサッカー選手以外の高校生や大学生でも、重要な大会は天然芝で行われることも多いので、FGスパイクを持っている人も少なくないです。

FGスパイクの特徴

FGスパイクは、天然芝という柔らかい芝用に造られているので、土のグラウンドはもちろん、硬い芝の人工芝でも使うとすぐ壊れてしまうので要注意です。

 

 

適さない場所で着用した場合の危険性

それぞれHG・AG・FGとわざわざ表記されているだけにやはりピッチに適したシューズを履くべきです。

そこでもしも、グラウンドに推奨されていないスパイクを使用したらどうなるのでしょうか。

3つの考えられる最悪の事例を踏まえて紹介します。

 

スパイクの破損

まず考えられるのが、スパイクの破損です。

適さない場所でシューズを使用し続けると、スタッド(ポイント)の減りが早くなったり、折れたりします。また、ボールを蹴る部分に穴があいたり、縫い目が裂けたりするのが非常に早くなります。

それだとせっかく購入したスパイクもすぐに買い換えないといけない事態になるので、適した場所で着用するようにしましょう。

 

 

良いプレーが出来ない

先ほど、適さない場所でシューズを使用するとスタッド(ポイント)が減りやすくなると記載しましたが、そうなるとプレー中にピッチにスタッドが上手く刺さらなくなり、踏ん張りが効かず、試合中によく滑りやすくなります。となると良いプレーが披露できなくなります。

たった一度のチャンスから生まれたゴールで、勝利をモノにできるところがサッカーの醍醐味。その一度のチャンスを無駄にしないためにも是非スパイクから対策する必要があります。

 

 

怪我をする

一番最悪なのが怪我です。上の2つの事態はすぐに改善できますが、怪我だけはその試合だけでなく、度合いによってはその後の数試合を欠場せざるを得ない場合もあります。

さらに、もしその時期が大会の時期と重なっていたらこれまでの努力や苦労が無駄になります。

先ほども申したようにスパイクの種類によってスタッド(ポイント)の形がそれぞれ違うので、適さない場所でシューズを使用するとピッチに足が取られやすくなり、足首などを怪我しやすくなります。また、足首の捻挫は癖になりやすいので、そういったことを防ぐためにも是非シューズは適した場所で履くようにしましょう。

 

 

まとめ

以上で今回は、サッカースパイク選びに関して「最低限」押さえておきたいスパイクの基本知識【HG・AG・FGの違い】適さない場所で着用した場合の危険性を紹介しました。

もちろん、デザイン性や憧れている選手を真似てスパイクを選ぶのも良いですが、自分が普段、練習や試合をする場所に適しているスパイクなのかや、そのスパイクが自分の足に合っているかなどをよく吟味して選ぶことをおすすめします。

この記事があなたにとってちょっとでも為になったのなら非常に嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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